今後も増えていく土砂災害警戒区域
2017年01月23日
- ブログテーマ:日記
先日、土地の調査(不動産査定)のために宮崎県延岡土木事務所の砂防課を尋ねてきました。エレベーター使おうと思ったらぶっ壊れてましたが(*´Д`)
さて、目的はと言うと、その土地が土砂災害特別警戒区域(いわゆるレッドゾーン)であるかの確認です。
いや、実はそこの土地がレッドゾーンというのは、後述の情報マップから概ね特定できていたのですが、そのレッドゾーンの範囲を特定するのが目的だったのです。ここ砂防課には「山のキワ(法尻)から●メートルがレッドゾーン」という便利なデータがあるのです。まあ担当部署なんで当然なのですが、普通のお店屋さんみたいに「こんなデータがありますよ~」とかは基本的には公表していませんので、こちら側が請求していく必要があるのです。
で、このレッドゾーンに入るとどうなるか?というと・・・
ものすごく簡単に言うと「建築がほぼ不可能」というまさにレッドカード一発退場のような恐ろしいエリアなのです。
「ほぼ」と書いたのは理由があって、建築可能になるケースとして
1.鉄筋コンクリート造で建築する
または
2.一定の基準をみたした耐力壁を設ける というのがあります。
まず1.についてですが、これは賃貸アパートや商業テナントなら可能性はありますが、一軒家だとほとんど無理でしょう。RCの一軒家は施工費が割高ですから。
次に2.についてですが、これは「一定の基準を満たした」と言うのがミソで、一定の基準を満たすためには家一軒分の費用がかかるというのが、建築許可の担当部署(延岡市建築指導課)の見立てです。つまり家を2軒立てるような感じですね。そんなバカなことはまずしないわけですから「ほぼ」なわけです。
さて、そのレッドゾーンはこちらから土砂災害警戒区域等と土砂災害危険箇所を地図上で確認できます。
宮崎県土砂災害警戒区域等情報マップ
http://www.sabomap.jp/miyazaki/
このマップがまた使いづらいんですよ(´・ω・`)
濃い赤がレッドゾーンになります。
どうでしょうか。自分の家の周りはエリアに入っていますでしょうか?
入ってたら要注意です。将来売る予定だったのに!!!という場合であれば早めにご相談ください。何らかの手が打てるかもしれません。
ところでこの土砂災害警戒区域ですが、担当の人の話によると今後増えて行くそうです。
「そのデータはどこにありますか?」と聞いたところ
「1回1回確認しに来てください」との返事でした。
あーそうですか(棒読み
不動産売買担当:津隈貴大
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